煙が目にしみる

 県民文化ホールで行われた、劇団SPCと劇団220のコラボ公演「煙が目にしみる」(演出:黒木朋子)を観に行く。
 実は、地元の劇団の芝居を観るのは、「宮崎城物語」の再演(いつの話だ?)以来で、芝居そのものが日常生活からは縁遠い存在だったのだが、これが意外にと言うと関係者の皆さんに失礼だが、なかなか面白くて良かった。
 火葬場での人間模様をコメディ・テイストに味付けし、笑わせながら、きちんと泣かせてみせるドラマになっていて、大いに楽しめた。
 役者さんの存在感、技量は、プロの劇団には当然かなわないにしても、肩肘張らずに気楽に(値段の面でも)楽しめる芝居があるのは良いことだ。もっと、中学生や高校生などの若い観客にも観て貰って、芝居を観ることへの敷居を下げられると良いなと思った。

 帰りに、県立美術館まで足を伸ばして、無料になった常設展を覗き、瑛九の作品を観て帰る。

Translate »