西宮・神戸の旅

 西宮で行われた娘の試合の応援のために、金曜から兵庫県に行っていた。

 金曜日は、伊丹空港に着いてから、まずJR福知山線の脱線事故の現場にある献花台に行き、花束を供えて、事故でなくなった大学の同級生の冥福を祈った。事故から半年が過ぎ、現場は片付けられて、電車も通常どおり運行されているものの、献花台周辺の空気は非常に重かった。

 それから、西宮市の兵庫県立総合体育館に向かい、妻と落ち合って娘の応援と観戦。その日は妻と神戸三宮のビジネスホテルに泊まり、土曜日は5時半に起きて再び体育館に。
 夕方まで体育館にいて、その夜は大学の同窓生8人が三宮に集まってくれて、妻も参加してのミニ同窓会。結構遅くまで飲んだ。
 翌日の日曜(つまり今日)も、朝5時半に起きて雨の中を体育館へ。流石に最終日は人が多く、既に100人以上が列を作って並んでいた。

 肝心の娘の方は、左足の故障が完治せず、それどころか無理をしてますます悪くなる状況に加え、この半年ほど個人演技の練習をほとんどせずに団体に集中したツケも回っていて、調子は最悪。足をかばう様子が痛々しくて、観ている方も辛い。ボロボロの状態で、総合10位に食い込むのがやっと。よく頑張ったが、この辛さを乗り越えないと明日はない。とりあえず終わったので、しばらくは故障を治すのに専念することが大事。

 阪神甲子園駅で浦安に帰る妻と娘と別れ、リムジンバスで伊丹空港に向かい、ANAの最終便で宮崎に戻る。飛行機はほぼ満席。疲れが出て、機中では飲み物サービスにも気づかずに爆睡。

『俺たちのマグロ』書影

 今回の旅のお供は、斎藤健次著『俺たちのマグロ』(小学館)
 我々が、スーパーや寿司屋で何気なく買って食べているマグロとその漁が、現在どのような状態にあるのかを教えてくれる良書である。

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