『時を青く染めて』

 金曜から浦安に行き、土曜日に息子の水泳教室の体験入学につき合い、今日は美術の宿題につき合って。最終便で宮崎に戻る。
 夕方の雷雨のせいか、首都高はお台場辺りの事故で渋滞しており、舞浜から羽田への高速バスは普段の倍の時間を要し、羽田の第2ターミナルは相変わらず混んでいて、夕食はフレッシュネス・バーガーで簡単に(少々侘びしく)済ます。
 ANAの最終便は出発が遅れ、21時10分に宮崎空港にランディング。寒かった東京に比べて宮崎はなま暖かい感じ。

『時を青く染めて』書影

 今回の旅のお供は、高樹のぶ子著「時を青く染めて」(新潮文庫)。著者は、1984年の芥川賞受賞作家なのだが、作品を読むのは恥ずかしながら今回が初である。
 図書館の現場を離れて以来、と言うか、子育てが生活のメインになって以来、読書の絶対量が落ちているから仕方の無いことなのだが、これじゃ、現場にいたら通用しないな。
 作品は、男2人、女1人の友情と愛をモチーフにしつつ、人間の個としてのあり方を描く、哲学的な内容の秀作。約300ページを一気に読んでしまった。

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