『本の雑誌』2010年9月号の特集は、「たちあがれ、翻訳ミステリー」。
飯田橋のミステリー専門店『深夜プラス1』閉店するというし、翻訳ミステリーは壊滅状態にあるのだとか。
その原因は、折からの不況に加えて、「このミス」を初めとするミステリー系のベストテンが一時期マニアックに走りすぎて、ミステリー慣れしていない読者に敷居が高すぎたという分析。大声でほめるお薦め屋が育っていないのも原因のひとつだとか。
ここに書いている読書記録のほとんどが翻訳ミステリーであることでもわかるとおり、翻訳ミステリー好きの私にとってはゆゆしき事態だな。これまでいろいろなジャンルの本を読んできたけど、翻訳ミステリーは世界を豊かにするよ。もっと読まれていいと思う。
それにしても、この特集の中にある「初心者向けおすすめミステリー30」の中で、読んだことがあるのが2冊だけというのは、私もまだまだ修行が足りないということか。早速カーリルで検索して予約しなければ、ってか、そこまで言うなら買えよってことか。